聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

来年のアメリカの私的予想

 

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画像出典:Wikipedia

 

年末近くになっても、バイデン氏の大統領宣言は聞かれません、トランプ大統領が負けを認めないからです。トランプ大統領はバイデン氏を蹴落とそうとは思ってはいない、と主張しています。

 

「これは、アメリカが他国から干渉された選挙である。憲法違反である。アメリカの憲法を擁護して、その憲法の元に公正に選挙されれなければならない」

と主張して、選挙に中国を主とする共産国の介入を主張していますし、それを報じない大手メディアも批判しています。

 

予算案では、議会と対立もしており、トランプ氏の立場は限りなく敗色濃いものではあります。

 

 

■ 連邦最高裁

トランプ大統領は選挙に不正が行われたとの主張。その証拠らしいものも挙がっています。それを持ってテキサス州が連邦最高裁に訴えたのですが、「テキサス州に訴える資格はない」として、受付を受理しませんでした。

 

■ 州の最高裁

最高裁では、トランプ大統領は不正を示しましたが、いずれも敗訴しています。州裁判所における訴えを、彼以外の人たちが立ち上がらなければ、もう両裁判所での彼の勝ち目はないでしょう。

 

■ 選挙人の投票

選挙人の投票は終わりました。しかし、開票は2021年1月6日に行われます。ここでの結果がおそらくは最大の山場です。6日は上下両院の合同議会で、議長は現副大統領のペンス氏です。

 

■ ペンス議長

ペンス副大統領は両院の議長でもあります。ここで、選挙結果を最終決断できる立場にあります。

 

■ 共和党の意義申し立て

この上下両院議会で、共和党は不正があったとして、異議申し立てを行うことが出来ます。それが有効になるためには、上院議員と下院議員がペアでの申し立てでなければ、受理とはなりません。

ここしばらくは、共和党の下院議員の候補は複数あるのですが、上院議員の名は上がっていませんでした。しかし、ここに来て上院議員の中からも手を挙げる議員が出ています。

 

■ 異議申し立てが取り上げられたら

もし、実際の議会で異議申し立てが取り上げられたら、議長であるペンス副大統領は、選挙結果を否認すると思われます。

 

■ 否認すると

否認すると、これまで週ごとに選ばれて来た選挙人による投票は無効となります。そして、上下両院の議員投票となります。議員数では共和党が多数ですので、一転してトランプ大統領の再選となる可能性が高まります。

 

■ しかし、

しかし、今の共和党の全員がトランプ大統領に投票するとも限らない状況です。裏切り寝返りも多数出る可能性が強いのです。それは、民主党にも言えることです。今のところ流動的ではあります。

 

■ ここで負ければ

ここで、トランプ氏の敗北が決定すれば、バイデン氏への政権移行が1月20日に決定するでしょう。

 

■ だが、、、

バイデン氏の選挙不正は、確かに証拠がいくつか上がっており、大統領になっても追及は免れないでしょう。また、中国とウクライナの取引疑惑も取り沙汰されており、政権は長くはもちそうにはありません。

 

■ バイデン氏あと

バイデン大統領が失脚すると、副大統領のハリス氏が昇格。ハリス大統領となります。ハリス氏の政治手腕は全くの未知数ですし、インタビューでもバイデン氏のやることに賛同して協力するだけであると言っていますが、大統領に昇格したらの問いには、何も返って来てはいません。彼女の政権も長く続かない予感がします。

 

■ トランプ大統領が再選したら

もし、トランプ大統領が再選したら、アメリカの国内に暴動が起きると言われています。CNNの内部告発者が、同社の最高幹部の会議で、トランプ氏が再選されたら暴動が起きると懸念する会話があって、バイデン氏のことしか報道しないという内容が暴露されました。

 

■ 2021年

結局、どちらが大統領になろうとも、アメリカは2021年は動乱の年であろうかと思います。政治は混乱し、内向きになり、外国のことには無関心にならざるを得ません。経済も停滞する可能性が高い。

 

ただ、バイデン大統領になっても、中国に対する強硬策は自分の立場上緩めるわけにはゆかず、中国への締め付けはさらに強くなりそうです。

 

現在の中国もかなりの痛手をアメリカの対中政策で負っていますが、外圧から政権が崩壊するとは思えません。おそらく、内部のからの経済や政治の崩壊が決めることになるはずです。

 

ドル安になり、円高が進むこととなるでしょう。日本政府は、GDPに内需が占める割合が85%なのですから、内需振興を行うことになるしかないでしょう。