視力が悪いと困ること
街中を歩いていますと、男性にメガネをかけた人は多いのですが、女性はその半数にも至りません。視力の悪いのは男性に限るのでしょうか。
そうではありません。おそらく男性と数にそうは変わりはないでしょう。しかし、メガネをかけた女性を見かける人数(ひとかず)が少ないのは、彼女らが視力は悪いもののメガネをかけていないか、コンタクトレンズを着用しているかであろうかと思われます。
■ 近所にも
近所に視力の悪い奥様がいます。メガネをかければいいのにと思うのですが、コンタクトレンズ以外は着用しません。従って、こういう人は誰でもですが、遠くを見る時は、目を細めたり、目つきが怪しくなったりしますので、視力が悪いのだと直ぐに気づかされます。
■ メガネ
わたしも、若い頃は少しでも見てくれを良くしようと、視力が著しく悪化しつつあってもメガネを着用しませんでした。着用するのはどうしてもしなければならない、車や単車の時に限られていました。しかし、メガネをかけなかったところで、わたしの男ぶりが数段良くなった、メガを掛けたら数段落ちたという話は、誰からもひきだ得えませんでしたが。
■ 最近の視力が悪いと出来る不都合
視力が悪いのにメガネなどで矯正しないと、大変不都合が生じます。
先に書いた近所の奥様が、ゴミ出しに行くだけだからと言って、家を出る。近所の人に出会うが、誰だか判断が付かない。知らない人かも知れないからやり過ごしてしまう。
『あそこの奥さん、出会っても挨拶もしない』
などと言われる可能性があります。
奥様も、向こうが挨拶してくれたら、誰が誰だか分からないが、ともかく同じように頭を下げることはするの筈で、お互い様だろうとは思われているのかも知れませんが。
かといって、メガネをかけないまま、出会う人にいちいち挨拶していたら、救急車を呼ばれるかも知れない。
■ すれ違いざまに確認
わたしの経験からいえば、眼鏡をしていないと、自転車や単車のような乗り物から挨拶されると、相手とこちらが10㎝位に近づいて初めて、確認できるということがありました。
その時は、
『やあ』
手を挙げて、相手に返した時には、相手は数メートル先に行っているというようなことは、ほぼざらにあます。これも、相手がしてくれた挨拶を返さなかったと理解される可能性が高いので気を付けなければなりません。
また、こちらはちゃんとメガネをかけて外出した時に、目の悪い知人に出くわし、手を挙げて
『やあ』
と言っても、全く無視される時があります。そういう時、わたしの挙げた手をどのようにバツの悪い思いをせずに下すかも結構苦慮するものであります。
そういう時は、内心
『メガネかけんかい』
と怒りながら、挙げた手を頭の上に置き、髪の毛を整える振り付けに代える技も身に付けるようになりました。