今は引退して久しい有名な野球選手が、会食の時に食べ物をテーブルや床にボロボロとこぼすという話を聞いたことがあります。その時、わたしも自身の事と同じだな、思わずニヤリとしたものです。わたしの場合、小学生の頃からなんです。
■ 食べ方が汚い
わたしの、食事時の食べ方には、家族から相当のクレームが寄せられます。
『あ、またこぼした。床に落ちたぞー』
『お父さんの、椅子の下にはいつも(食後に)床に食べ物が一杯落ちている』
とか
『服にこぼした。染みになるから厭だ。早く脱いで”!つまみ洗いするから』
などです。わたしの食べ方からくる食べ物をこぼすのは、小さな子供のそれと違わないのであります。
従って、赤ちゃん用のつばのあるネットを体からぶら下げろとか、裸で食べたらどうかなど、わたし抜きで議論されることも一度や二度ではありません。
■ 原因 ①テーブルとの空き
床に落とす原因は、わたしの体とテーブルとの間に隙間が多すぎることが考えられます。この空きを無くするようにテーブルに体がくっ付く位に寄せれば、床に落ちずにテーブルに落ちる筈でこれなら問題とならない。これには一理あるのだが、なぜか食べ辛い。
テーブルと体との空きは、大体大人のこぶし程度は開けるのが正しいらしいのですが、わたしの場合こぶし3-5個は空いている。しかし、姿勢を正せばその正しい位置にくるから、恐らく猫背になって食べているのだろうと思われます。
確かに、猫背ならおかずが着衣にも落ち易い。
■ 原因 ②テーブルの上のおかずの位置
ボロボロとこぼすのは、床だけではありません。
テーブルの上でも同じで、口に入るまでにおかずがテーブルに夥(おびただ)しく落ちています。これも、遠くの位置にある、食べ物を猫背のまま取るので、リーチが長くなり落とす割合が多いのかも知れない。また、箸の持ち方に問題があるのかも知れません。
これも、気が付いた時には正すようにしてはいるのですが、いつの間にか元に戻ってしまっています。
以上、今日もまた、小言を言われながら、おかずをこぼし愚痴を内心でこぼし、食べております。食事時の姿勢を正すのが一番の解決策ではありますが、人生の半分以上を過ぎ、残された年月を勘案しますと僅かでもあり、小言を言われながらこのまま食べたいように食べ続けてもいいだろう、と思わないでもない。