聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

頑固に生きて来た

 

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頑固者です、わたしは。

 

それが原因で損をすることは多かったですね。人がこうすればと助言してくれて、それが正しいと分かっているのに、それに従えない。それに従って行動して、仮に成功しても自分の手柄ではないとなることが、わたしにはわたしを許すことが出来ないのです。

 

若い頃からそうでした。

 

■ 自我が強い

『自我が強いから、お前は損をしたり、年上の人から反感を食らうから気を付けろ』

よく、祖母がわたしに言って呉れた言葉です。それは間違っていませんでした。学生時代には、、同級生から呼び出されたり、バイト先では大学生に殴られそうになったりしましたが、幸いにもいずれも大事には至らないまま終わりました。

 

しかし、わたしの自我の強さ、頑固さは変わることはありませんでした。

 

■ 道に迷う

従って社会人となってからも幾度となく道に迷ったり、反れれたりして社会人としてのスタートから躓いてばかりでした。長らく食うや食わずの生活もありました。自身の道を見つけたというより、ただ人が指南してくれた道に行くまい、違う道を行こうとだけの実に浅はかな考えで今日まで来ました。

 

今更ながらに振り返ってみれば、何といういい加減であったことでしょう。しかし、わたしが何とか今日までこれたのは、若い時代が昭和が育ててくれたと言えるかもしれません。

 

■ 昭和の時代

昭和の時代は、偏見や誤解、学歴社会などよくないところもありましたが、今日ほど束縛の多い時代ではありませんでした。がんじがらめの不自由な時代ではなく、貧しいながらも将来に希望がもて、生き方に多様性を許容することが出来る社会であったと思います。

 

頑固のために損をたくさんしましたが、残りの人生が少なくなるに従い、むしろ後悔は薄れて懐かしか起こりません。もし、人生をやり直すことが出来るとしても、わたしは多分同じ頑固なままで、今とは違う道を歩いている気がします。