聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

パンのみに生きるに非ず

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画像出典:食パン工房

 

「人はパンのみに生きるにあらず」とは、聖書(『新約聖書』マタイ伝・第四章)に出てくるイエス・キリストの言葉で「人間が生きていくためには、物質的満足だけでなく精神的満足・充実も大切である」という意味だそうです。

 

■ パンの日

わたしの住まいの周りには多くのスーパーがあって、パンが安い日が持ち回りのようにあります。

先日、買い物に出た時、ある成年女性の親子が

『次は、○〇に行こ。パンの日、パンが安い』

と申しておりました。

 

従って、その親子のそこでの買い物にはパンは含まれておらず、一方わたし達の買い物籠を覗き込みますと、少し高い目の六つ切り入りのパンのパックが2つ。互いに顔を見合わせます。と妻が

『今日は、○〇でパンが安いのかー』

といい、わたしにそこへ行かないかと言いたそうでした。

○〇というスーパーは、車で今いるスーパーから5分と少しの距離にあります。行ってもいいのですが、、、でも少し面倒臭い。

 

■ 安いと言っても

パンが安いと言っても、刮目する程の差がある訳ではないのです。精々150円から多くて200円の違いでしょうか。確かに、150円とか200円は「チリも積もれば山となる」かも知れませんが、実際問題この金額は最大幅であって、必ずしも〇〇スーパーのパンの価格がそこにまで到達した値段であるかは怪しい。

 

■ 無類のパン好き

妻と子は、無類のパン好きです。わたしも、それに最近は感化されてはいますが、妻や子ほどではありません。

 

妻は、どこそこのパン屋さんは美味しいという情報を実姉や友人、テレビ、地域新聞などで想像以上に仕入れており、その情報量は侮れません。確かに、外出の折に寄り道までして買って来たパンは美味しいものが多い。

「好きこそものの上手なれ」とはこのことでしょうか。

 

■ パンが安い○〇スーパー

しかし、結局わたしたちは、パンの安い○〇スーパーへは行きませんでした。長い買い物に付き合いくたびれていたからです。

『人は、パンのみに生きるに非ず』

とわたしが言いますと妻は怪訝な顔をして

『何それ?』

と憮然とした表情。ここにツッコミが欲しかったのですが。