聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

物忘れー度忘れかボケか

 

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画像出典:RIFLE介護


認知症は年々増加傾向にあり、2025年には65歳以上の人で5人に1人と予測されています。そしてその病気に妻やわたしが掛からないとも限りません。わたしの弟の妻の弟は40歳代初めに若年認知症となりました。

 

また、妻のトールペイントの友人の夫の母は、75歳で認知症を発症し、介護の老人ホームに入所しています。夫の事も、わが子の事も総て忘れてしまっているそうです。月に一度見舞いに行っても、どこの誰が来てくれたかが認知出来ません。

 

■ 夫は死去

この認知症の義母は、しかし夫や実子を忘れてしまいましたが、それはそれで良いのかも知れません。実子やその妻が来てくれないと不満を漏らすことも、どうして夫や実子が暮らしているのか心配する必要がありませんから。

 

『お見舞いに行っても、怪訝な顔をされるのでつまらない』

と妻のトールペイントの友人は言います。

『元気なんでしょう?』

と聞くと、

『元気で食欲もあり、明るく毎日をくらしていますよ』

と友人。

 

既に義母の夫は一昨年に肺炎で死去しましたが、それを言っても分からないので告知していないのだそうです。

 

■ ド忘れとボケ

ド忘れは、一時的な記憶の回復の遅れで、

「覚えてはいるが、思い出せない」

状態で、ヒントを与えられたら思い出すことが出来る他、時間が経ってから、自然と思い出すことが出来る状態です。最近のわたしかな。

わたしの場合、暫くして思い出せます。記憶の巻き戻しが、若い頃は5倍速位が可能でしたが、今は0.1倍速くらいにがくんと落ちていますが、記憶自体は鮮明です。初期のCDなどの記憶媒体と変わりません。

 

認知症という病気である「ボケ」は、記憶そのものが欠け落ちてしまっており、記憶の巻き戻し自体が不可の状態です。体験したはずの事がすっぽりと抜け落ちて、体験がしなかったことになってしまった状態の事です。

 

妻のトールペイントの友人の義母も、まさしく子や夫の記憶が欠け落ちています。もっとも親しい者の記憶が無くなるとはなんと悲しいことでしょう。

 

しかし、

予防は難しいようですね。

 

■ 参考記事

Yahoo!の記事ですが、時間が経つとアクセスが出来なくなる可能性が高いので、ご注意くださいね。

 

“物忘れ”と認知症はどう違うのか―病気に気付くポイントは?(Medical Note) - Yahoo!ニュース