聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

仏(ほとけ)様のことば

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仏様のことば

画像出典:活動小天使

無学であった母は、他所(よそ)の家の豊からしい生活をうらやむことが多かった。しかし、最後まで貧しくて、満たされることのないままこの世を去りました。

 

福沢諭吉の「七つの訓」の一つに「世の中で一番みにくい事は、他人の生活をうらやむ事です」とありますが、それを無論母が知る由もありませんでした。

 

母の晩年は、家じゅうに貼り紙をしており、その紙には次のような「おしゃか様のことば」が書かれてあった。母は、その書かれている言葉をことあるごとに読み上げて、聞きづ手に人の気楽そうな生活を羨む心を戒めていたに違いなかった。

 

 

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ほとけ様のことば

 

わたしは、母に何も殆どしてやることが出来なかったことを、申し訳なくおもう。心からそう思う。

 

もし、天に召されることになった時には、母と共に暮らし、孝行がでたらどんなにいいだろうとおもう。