聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

寝夢を見る人はボケない

 

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画像出典:元町接骨院


友人と四国に旅をすることがありました。まだ、連絡橋がない頃の話です。

四国には、フェリーで渡るしかなく、兵庫県の明石から夕方に乗船しました。客室は無論2等室を選択しました。薄暗い居酒屋の「小上がり」の様な畳敷きの上に、各々が雑魚寝するもので、自然災害などの避難所の様な塩梅。

わたしはまだ若く、慣れてはおらずとても易々とは寝付けません。

 

船の揺れと絶えず人の行き来やざわめきがあって、フッと寝落ちすることはありましたが、殆ど数分とは続かず目が覚めてしまいます。友人も同様の様でしたが、わたしよりは神経が図太いのか、夜明けの到着まで時間に余裕も手伝ってか、夜半までには眠りに落ちてかすかなイビキもかいていました。

 

わたしは、尚も寝付けず海を見に言ったり、船首船尾を徘徊して時間を潰しておりました。

 

薄暗い室内で良く寝ている友人の顔を覗き込んでわたしはハッとしました。彼は目を開いているではありませんか。しかも、薄眼ではなく、しっかりと開いているのです。わたしは、あっと声を上げそうになるのを押し殺しました。深夜になり、辺りも静かになり、殆どの人が眠っているようです。

 

友人はしかし、目を開いて寝ているようなのです。そして、開られた眼は、グルグルと一定の調子で回っているのです。それまで、わたしはそうした人を一度も見た経験がなく、薄気味悪く眠気はすっ飛んでしまいました。

翌日、そのことを友人に告げると、

『ホンマ?へえー』

と他人事に様。わたしのことばを信じられないのか、既にわたし以外の人から指摘されていて得心していたのかは分からないけれども、気にも留めません。

 

本人が驚かないのにそれ以上わたしが騒ぐのもおかしなことで、その話はそれっきりでしたし、旅の途中でもわたしは、彼より早く寝、遅く目が覚めて同じ体験をすることもありませんでした。

何時しか、忘れていたのですが、

数年前でしたか、ある有名な女優さんが結婚された後で、自分が目を開いたままいつも寝ることを告白されているのを目にして、他にもそういう人がいるのだなと友人を思い出しました。眼球がグルグル回っているかどうかは、明らかにしませんでしたが、夫君は最初びっくりしたことでしょう。

 

 

■ 夢を見る人はボケない

寝ている時に眼球がグルグル回っているのは、夢を見ている人の特徴だそうです。それが「レム睡眠」と呼ばれるものだそうです。友人や有名な女優さんのように、目を開けて眠る人は眼球がグルグル回っているかどうかを見れば、ボケないかどうか分かりやすいので、少し気持ちは悪いが分かりやすい。

 

わたしは、毎日のように何かしらの夢を見ます。もっと若い時は、同じ夢ばかりを見ていましたが、今は、色々な夢を見ますが、どれも辻褄が会わないものばかりで、人に話すことも出来ませんが、割と楽しい夢が多くなりました。

 

妻は、夢を見るようなことは年にあるかないからしい。そうすると妻は先々ボケるのかも知れない。それは厭だなとおもう。

 

尚、夢を見る人はボケないという記事は下記に寄りました。

「夢」を見ない高齢者ほど「認知症」に? 「レム睡眠」が認知症リスクのカギ (2017年9月15日) - エキサイトニュース