聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

政治家

画像出典:日本経済新聞

凶弾に倒れた安倍元首相の国葬が発表されましたが、異論は沢山あると思います。

わたしは、安倍氏が好きな方であるけれども、国葬をする程の功績はないように思えます。

氏の一番の功績を上げろと言われれば、

「日本の国際社会での知名度を高めたかも知れない」

です。

 

アベノミクス三本の矢は今でも正しい経済政策であろうかと思いますが、それが成功しなかったのは、消費税の2回にも渡る値上げでした。

 

早く言えばアクセルをフカしているのに、それ以上に強力なブレーキをかけているのと同じでした。次第にアクセルは弱くなり、ブレーキがかかったまま、今日に至っています。

 

即ち、政策はちぐはぐでした。それには、財務省の消費税上げの横やりを、良くないとは知っていながら断固として突っぱねられなかった安倍氏の最終的な判断の弱さだったのです。これに加担した野党も攻められるべきでした。

 

もし、消費税を上げないままにアベノミクスを貫けば、日本経済は復活していたことでしょう。残念でなりません。

 

安倍氏の政治経済的な功績はほぼありません。これはいくらわたしがネトウヨであったとしても、認めざるを得ません。従って、安倍氏国葬はやるほどではないと言えるでしょう。

 

また、宗教団体の関わりについても、色々と週刊誌が報じています。

まあ、政治家が清廉潔白であろうはずもなく、一政治家のすべてを信じるに足りません。このあたりは国家間の利害と大して違わず、損得勘定で動く人たちです。

そのことを理解しなければ、一つの事を針小棒大に見てしまう。その方が危険です。