聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

どの国の人でも同じだな、と思う事3選

画像出典:ゲーム趣味

 

テレビやネットを見ていて、外国の人の日常や、日本に来た彼らのとる行動などを見る時、人間は人種を問わず同じことをするものだな、と思うことがあります。そう思った事の3つを書いてみたいと思います。

 

■ 缶ジュース

一つ目は缶ジュース。ジュースは大抵の場合、液体だけですが、中には粒の入っているものもあります。日本で言えば、おしるこやコーンポタージュなどはその代表例ですね。あ、他にもツブツブのミカンジュースもあります。

 

このいずれかの缶ジュースを外国の女性が飲んでいるのを見ました。テレビであったか、ネット動画であったか記憶は定まりません。その女性はうら若く、欧米系の様子です。日本の誰かが、その缶ジュースの試飲を勧めたものであったのかも知れません。

 

ともかくにも、そのうら若き女性は一口飲んで、ニコリとしました。美味しと感じたのでしょう。続いてもう一度、今度は缶をしげしげと見やりました。それから殆ど一気に飲み干しました。またニコリ。

 

そして、飲み口から中に何か残っていないか缶の中をウインクするような目で覗き込みました。それは、恐らくまだ缶の中にジュースの粒が残っていないかを確かめたのだと思います。わたし達のやっていることと違わないな、とその時も笑いましたし、思い出す今でも笑えます。

 

■ 本

これも欧米系の齢(よわい)80歳近い男性の例です。その男性は、何かの番組のインタビューを受けている様子でした。恐らくテレビであったと思われます。古くて分厚いアルバムの様な綴じものをさして何かをインタビューアーに言っています。左手には老眼鏡。きっと高名な人であったことでしょう。何もそれについては記憶がありません。

 

男性はその綴じものの次のページをめくる時、ちょいと口に手をやって指に唾を付けました。それは、ごくごく自然な所作でした。歳をとると、手のひらに潤いが無くなりますよね。それで、新聞でも雑誌でもページを繰るのに思うに任せないものです。

ああ、この人たちも、おんなじことをするなとわたしは、嬉しくなりました。最近の感性症のせいで、そうした行為は、自他とも避けてしまうものではありますが。

 

■ 服

長袖のシャツの上に、重ね着をする時、シャツの袖が重ね着によって肘近くまで、釣り込まれてしまうことは誰でも経験するところです。従って、その対策として、長袖のシャツの袖口を手のひらと指で押さえて重ね着をするという所作をします。

わたしの見たアメリカのホームドラマの中でも同じことをするシーンがありました。これも、どの国の人でも同じことをするのだな、と自然と笑いが込み上げてきました。

 

わたしも、そうします。しかし、誰かに教わったということはありません。何度も同じ事を繰り返している内に、自然と自ら会得したのだと思います。それとも、誰かの様子を見て同じことをして合点が行ったのでしょうか。

 

恐らく、他にも気を付けていれば気付くような普段の何気ない所作が、人種を違わずあるものだと気づくでしょう。それだけでも、何だか親しみが湧いてくるというものです。