聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

結局、金利は上がらない!

 

画像出典:東テレ


本日も日銀のショックが残っていて、株式市場は下落で終わりました。日銀の発表からよく考えてみました。

 

整理すると日銀の主旨は次の二つです。

① 長期金利(ゼロ金利)の許容幅を±0.25%としていたものを±0.5と修正しました。しかし利上げをしたわけではありません。

 

② 国債の買取を継続する。つまり、金融緩和を継続する。しかも、それを拡大する。

 

の二点です。長期金利をゼロ金利に押さえると言っても±0.00%に抑え込むというような事ではありません。中国のゼロコロナなどと言うことでも分かるように振れ幅なしに押さえることは無理です。そこで金利の振れ幅を±0.25以内としていた。今般その幅を少し広げた訳です。

 

これで、金融システムの歪みは多少正されることにはなると日銀は説明しています。外国のどこかのファンドが何とかカーブをゆがめるような仕掛けをして、日銀に負けたという事らしいですね。

 

従って、金利はこれまで通りのゼロ金利と何ら変わらないと思われます。①と②で相殺です。

何故なら、金融緩和=国債買い入れをこれまで以上に拡大し継続するとしています。即ち金利の上昇を抑える効果を強める訳ですから。もし+0.25%を超えて進んでいくようなら、国債買い入れ幅で調整できますので。住宅ローンも結局のところ上がらない。心配ないでしょう。

 

色んな市場もこれに気付いて又、いつものどんちゃん騒ぎをするのでしょうね。普段の生活に支障なしです。