日銀が利上げしない理由
日銀が利上げしない理由は、色々あるでしょう。
わたし達の一番の身近な例で言えば、住宅ローンです。もし利上げをすればどうなるでしょう。読者の中にも現在住宅ローンを組んでいる人もいるに違いありません。日銀が利上げをすれば、住宅ローンも利上げになります。
給料が上がらない現状で、利上げをすれば多くの人の住宅ローン金利も上がります。そうなれば、ローンの完済年月日ははっきりしているので、利息は増えます。即ち、月々とボーナス払いの支払いの総額が増え続けて行きます。しかも利息ばかりを返しているということになりかねません。
それによって住宅ローン破綻者が、続出する筈です。
そんな事があってよいでしょうか?
有ってはならないことです。即ち利上げはそれだけを考えてもあり得ないのです。
■ 今は持ち家を買う時ではない
このような現在のインフレ時には、持ち家を買ってはいけません。住宅も資材の高騰でこれまで買えた値段で買えなくなっています。最悪の事態として利上げが行われたら、殆ど個人は経済破綻します。
無理をして買うべきではありません。もう少しまって、ロシアウクライナの戦争が終わるまで待ちましょう。そうすれば、持ち家の価格も下落し、金利も上がることはないでしょうから。
円安には日本の財務省は米国債の売却は行って円安をけん制する。日銀は金利の上昇をしないために金融緩和を行う。両者に矛盾は何らありません。