聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

度忘れが進んだら、こうなる

画像出典:nhk

 

先日テレビを見ていて、つい昨年ごろまでに活躍した女優さんが映りました。なんだかとても懐かしい顔なのですが、名前が思い浮かびません。ほんの少しのヒントを与えて貰えれば思い出せますが、生憎、テレビを見ていたのはわたしだけでした。

 

その女優さんの出演が終わって、またその番組自体もその日の放送は終わってもわたしの頭の記憶は頑(かたく)なに戻りません。

『誰だったっけ?何か一文字の名前?』

こんな風な埒の開かない思考が、頭の片隅で空転し続けます。その後の夕食の時間も、はたまた、寝る前の歯磨きの時間にも。

 

もどかしいが思い出せない。余りに考え過ぎると、思い出そうとしていた女優さんの顔が他の女優さんの顔にすり替わりそうになったり、いよいよ混乱してきました。

 

『もう、いいや。思い出したところで何にもならん』

そう思うものの、頭の片隅に半透明のシールが貼りついているような、思い切れないものがモヤモヤとして残る。しかし、もういい、と思う。

 

■ あくる日

あくる日の朝の歯磨きの時、ふと思い出そうとしていた女優さんの顔すらも忘れてしまっていました。

『あれ、誰を思い出すのだったかな?』

てな具合です。これまで時間は日単位ではあるものの遅まきながら思い出せていたのに。

 

まあ、ここまでくればほぼ、「ボケ」の領域かも知れません。

でも、思い出そうとする苦労はなくなりました。