聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

「3秒ルール」ってホント?

f:id:yukukawa-no-nagare:20200622182917p:plain

画像出典:ヨミドクター

上記は5秒ルールとなっていますが、外国でも5秒ルールなるものがあるようです。日本では、

『5秒は遅いだろう、3秒なら安心』

くらいの勢いで決めたのかも知れません。その成否やいかに。


 

わたしが3秒ルールなるものを知ったのは、実のところ子供の話からでした。

ある時、わたしが何かを食べている時、食べ物の一部が欠けてテーブルからはねて床の上に落ちたのでした。それを素早く私が拾っい、何も怪しいものが付いていないのを確認して口に入れると、それをつぶさに見ていた子が大きな目を更に大きくして、

 

『大丈夫。3秒ルールがあるから』

 

といった時でした。

その言葉を怪訝そうにしたわたしに子は、

 

『食べ物を落としても、3秒以内ならばい菌が付く暇がなくて、食べても大丈夫だよ』

 

といったのです。子には教える事ばかりでしたが、この時始めて教えられたと思いました。なるほどそうなのかも知れない、とも思いましたが、半ば疑ってもいました。

 

そこで、今日はそういう疑いにケリをつける記事の紹介です。記事は一問一答形式なので読みやすく頭に入りやすい構成となっています。

 

 

 

 

食品落としても3秒内は大丈夫?

菌や体調次第で感染

 お菓子を落としちゃった。3秒たっていないから、食べてもいいよね?

 

ヨミドック  3秒以内に拾えば大丈夫という「3秒ルール」ですね。同じように考える人は海外にもいて、欧米では「5秒ルール」と呼ばれているようです。でもそれ、科学的根拠がありません。

 

 

   ほんと?

   「5秒ルール」をまじめに検証した、米国の大学の報告があるんです。グミやパン、スイカなどを床に落とし、拾うまでの時間を1秒未満から300秒まで4段階で調べると、落ちていた時間が長いほど、多くの菌が食品に移っていました。

 

 ただ、食品の種類や床の材質によっては、落ちていた時間が1秒未満でも、長時間、床に置いた時と同じくらいの菌が付いていました。

 

 

   じゃあ、おなかを壊しちゃうの?

   拾った物を食べて、すぐ食中毒になるかどうかは、付着した病原体の種類や量、その時の食べた人の体の抵抗力で変わります。

 

 下痢や 嘔吐おうと を引き起こすノロウイルス腸管出血性大腸菌 オー 157などは、病原体の数が少なくても感染するため、わずかでも付いてしまうと危険です。こうした病原体は付着すると、意外に長くその場にとどまっています。また、自分の抵抗力が落ちているかどうかは、なかなか気付きにくいものです。

 

 

 自分の家の中もだめ?

 

   家の中のどんな場所にどの程度の菌がいるかを国内で調べたところ、食卓やダイニングの床には、トイレの床と同程度の細菌がいたことがわかりました。深刻に考える必要はありませんが、〈1〉水気のある場所〈2〉汚れがたまりやすい場所〈3〉温かい場所――は菌が増えやすいので注意してください。

 

(引用ここまで。続きは下記のサイトへどうぞ)

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20200120-OYTET50012/?from=yh

 

 

 二つ目のQ&AのAで

 「食品の種類や床の材質によっては、落ちていた時間が1秒未満でも、長時間、床に置いた時と同じくらいの菌が付いていました。」

となっており、3秒では、落とした食べ物に菌が付くにも間に合いそうもありません。食べ物が形がしっかりして、洗うことが可能なら洗えば良さそうですが、1秒以内に拾い上げても食べるのを残念するのがもっとも適切なのでしょう。

 

『コンマ以内に拾えば大丈夫なのか?』

と聞かれれば、

『そんな早業は可能なのか。』

 

反撃されそうです。ここまでくれば、最早嫌味です。落としたものは残念するしかありません。健康の為には。