聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

花水木(ハナミズキ)

  

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自宅のハナミズキ 色はもすこし赤色の薄紅色

春のハナミズキ

ハナミズキ」といえば、一青窈さんの歌が有名です。カラオケベスト20曲には必ず入る人気曲のようです。「ーーうすべにいろのーー♪」のフレーズがサビでいい歌ですね。

 

我が家の半坪にも満たない花壇に、花水木が植わっています。自宅を買ったときに植栽されていたもので、年を重ねるにしたがって成長してきました。色はやや退色した赤色に近く、花びらの付け根に行くにしたがって白くなるグラデーションが美しい。

およそ、冒頭の画像のようなものです。

 

 

■ ハナミズキの咲く頃

この花は、毎年4月の初旬から下旬にかけて咲きます。その花の下を、黄色いランドセルを背負ったピカピカの小学生が、通り過ぎるのを見るのは絵になります。

 

彼らは、おしゃべりに夢中です。大きな声で歌ったり、笑ったり、追いかけあったりと自分たちの周りにしか注意はありません。

 

その頭上に、きれいな花水木が咲いて、祝福してくれているというのに。

 

 

■ 花水木はアメリカから

日本でハナミズキを見かけるのは、北アメリカ原産のもの。主にアメリカ合衆国東海岸からミシシッピ川あたりまで自生しているようです。

 

日本における植栽は、1912年に当時の東京市長であった尾崎行雄が、アメリカ合衆国ワシントンD.C.へサクラ(ソメイヨシノ)を贈った際、1915年にその返礼として贈られたのが始まり。(Wikipedia

 

ハナミズキは、年に2度見ごろがあります。冒頭で書いた春、そして紅葉と赤い実が熟れる頃です。中秋の今、二度目の見ごろにあります。晴れた日の青空を背景にしますと、そのコントラストは、一層美しく引き立ちます。

 

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画像の出典先を失念しました

ハナミズキの紅葉

 

 

■ 赤い実

赤い実を鳥たちがついばみむ姿を今は良く見かけます。周囲のわずかな田の落穂も食べ尽くした結果だろうと思われます。実が鳥たちにとって、ごちそうなのだろうか?

 

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秋:ハナミズキの種

 

と、思い、その一つを採って食べてみました。

『まずい!よくもこんなもの食べられるな』

思わず吐き出ししまいました。鳥たちにはごちそうなのでしょうか。それとも鳥には味覚というものがないのかも知れないな、とも思いましたね。

 

 

■ 実から育てるのは難しい

赤い実は、採取して果肉を取り除いて冷蔵庫などに保存して、春3月頃に蒔くか、採取してすぐに外の土に蒔くかですが、経験から言えば、直ぐに蒔いた方が気にしなくていいので無精者のわたしにはあっていました。

 

種から育てるとすると、およそ6-7年しないとあの綺麗な花は咲かないということなので、そこまで育てるのは至難の業(わざ)です。

 

ホームセンターなどで買って植え付けた方がよさそうです。

 

 

■ しかし、

過去1度、9粒の種蒔きを行い、春に発芽したのですが、数センチのところで全滅してしまいました。今年も蒔いてみたいと思っています。家族は、眉を潜めて

『止めといたら?』

 

あの赤い実があれほどに多く実っているのは、なかなか自然の中にあって、種から育つ割合が相当に低いからであろうかと思いました。マル。