テレビを見ていますと、いろいろなCMがあって、わたしでも、それらの一部のフレーズがくると、合わせて口を衝いて出てしまうことがあります。空で言えるまでになるほどに繰り返して流しているからでしょうか。
そのタイミングで、声を上げて、ドヤ顔で合わせていると、
『よくできました』
などと、横から家族の声が掛かったりします。
それが、CMを出す企業なり団体の思惑なのでしょうから、わたしなどは格好のお客様なのだろうと、思いながらもつい見てしまいまう。
■ 液状タイプ
疲労回復剤には、液状のタイプとタブレット(固形)のとのCMがあります。液状のは、
「その付けは週末に帰ってきます。今こそこれでVの字回復」
のキャッチフレーズに、CM画面の人たちが
『おーー』
を両腕で上げながらVの字を作るものが、一番目にします。その人たちの先頭に有名な俳優がいなければ、説得力はかなりおちるのは当然でしょう。それを見終わるとわたしは、
『それ、ほんまか~あ?』
などと、疑わし気につい反応しますと、
『そんな訳なかろうが、あほか』
と娘。しかし、わたしは、利くと思いたい。
このCMにもいろいろと違ったシーンのタイプが用意されていて、飽きさせないような設定になっています。疑わしくは思いながら、今日もふんふんと言いながらみております。
■ タブレットタイプ
固形の疲労回復剤をタブレットなどと呼ぶようになったのは、数年前でしょうか。それまでは、「糖衣錠(とういじょう)」と呼んでいました。しかしそれはやはり、タブレットの方がカッコいいとは思います。
しかし、タブレットという名称は、ネット閲覧や店の中にある注文画面の薄い板状の画面のモニターの方が先に浮かんで、理解するまでは訳が分かりませんでしたね。
このタブレットの疲労回復剤でも、「ほんまかあ」と思えるものもありますが、ドリンク剤に比べて効能に関しては控えめです。
「目の疲れは、やがて肩まで攻めてくる」
「辛い疲れ目に□□□ 有効成分□□が目に作用して目も肩も楽にしてくれます 」
などとナレーションが流れます。
そして、綺麗な女性が出てきて爽やかな笑顔を浮かべるのを見ると、わたしは個人的ながら
『むむ、利くに違いない』
と思う。