聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

何の為に一流校を目指したのか

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画像出典:dai-game blog

 

凡そ、現在の日本に於いて一流大学と呼ばれる大学を卒業するためのコースは、ほぼ、中学入学の時点で決定してしまいます。良い高校に入るためには、中学生の内からそれに沿った勉強が出来る良い中学に入る必要があるからです。良い中学に入るためには、小学生の時点で努力をしておかねばなりませんし、お金の用意も必要です。

 

こういうと大抵の人が反発します。良い中学とはなんだ、とか、普通の中学でも十分で問題はない筈であると。

 

■ 良い高校に入るためには

しかし、余程の勉強が出来る人間でも、ごく普通の中学から高校に入ると、有名高校を目指すような過激が勉強をしない環境となり、どうしても勉強はしなくなるか、勉強への激烈な競争意識が足りなくなります。

 

やはり、中学が良い高校を目指して競合するようなところでないと、まずは一般の中学からでは、歯が立ちません。即ち、よい中学とは勉強の競争が熾烈なところといえます。

 

■ 良い大学

良い高校に入る目的は、一流大学か有名大学に入るためであることは誰でも知っております。これらの大学を出ると、一般的には一流企業から求人が来ます。二流の大学には、一流大学と同じ一流企業が求人をすることも皆無とは言わないものの、殆どの場合二流大学へは、一流企業の求人はありません。

 

従って、二流大学を卒業して一流企業に就職をするのだと息巻いても、殆どの一流企業からは、二流大学には、求人すら来ませんから、一流企業に就職はまずは出来ません。

 

特別なコネクションがあるとか、有名人とか特別なスポーツの才能があるなどの場合はこの限りではありませんが。

 

■ 文系の卒業者は

文系の卒業者が、特別に能力があると言うのでなければ、一流企業には一流大学卒業者がゴロゴロといて、珍しい存在ではありません。そうであってみれば、一流大学の文系卒業者は結局のところ、仕事の段取りの良さや、人柄で決まります。

 

そういうところでは、出世ということを考えても、ゴロゴロいる中から、せいぜい課長までで、それ以上の役職は、余程の実績がなければ、無理です。

 

現在ではどこかから優秀な人材を外部から引っ張て来て登用しますので、昭和の時代のようなトコロテンのような出世はまず見込めません。

 

■ 何の為に苦労して勉強して来たのか

一流大学を出て、一流企業に入っても、確かに二流企業よりは給料も福利厚生も良いかも知れませんが、要はそれだけです。

 

サラリーマンは、一流企業に勤める人で、一生に約3-4.5億円くらいが稼ぎだといいます。そのうち、実に1億円を税金と年金及び健康保険に天引きされるとも言われています。

一生懸命に小学生から大学卒業まで努力しても、特別に能力がない文系であれば、結局はその人の人柄で決定してしまいます。

 

既に、わたしたちはもう高学歴の社会では、高収入を得、出世コースを歩むことは出来ない時代になっているのです。

 

■ 本業の外にバイト、ダメ

そこで、大学を出て就職したら、本業以外で金を稼ぐことを考えねばなりません。即ち、本業である会社勤めの間に、並行してお金が増える投資を考えねばなりません。サラリーマンであれば、副業にアルバイトなどをすると、本業がおろそかになったり、気を取られて本業に打ち込めないという事態が発生します。

 

ですので、本業以外に働くことはしない方がいいと、わたしの経験から言えます。

 

■ 株式投資

借金のない株式投資がお勧めです。証券会社の回し者ではありませんが、これまでのわたしの35年以上の株式投資歴から、株式投資が一番の財産を増やす方法であると結論に至りました。

 

しかし、お金を借りたり、その日に売り買いをして利益を重ねるという投資方法は、絶対やってはいけません。目算が大抵の場合外れるのと、少しの目も離すことが出来ないからです。

 

配当が良い銘柄を長期に持ち、その配当を遣わないでまたその株を買いに回すというスタイルが一番です。それらの銘柄は、建設・不動産関係などいわゆるハイテクの分野でなく、少しづつは変わるが、大きく急に変わることのない、ローテクの産業が向いています。

 

まあ、そのお金は本業でお金稼ぎをしているその時に、一方で株に投資したお金がお金を稼ぎだしているというマルチタスクな稼ぎに成る訳です。確かに、株式は損することもありますが、高配当で不人気でありながら、業績はそう悪くもない、景気にあまり左右されないものを選べばよいかと思います。