英語で恋はloveです。では、愛は?やっぱりloveです。
本来、恋と愛とは同じものと考えていいでしょうか。
しかし、日本語にすると、少し違うニュアンスがあります。
■ 恋とは
日本で恋という場合は、その人のうわべだけに焦がれているというイメージがあります。良いところだけを見ているに過ぎない。そういうニュアンスがあります。確かに、わたしもそれを否定できません。
■ 愛とは
では、愛はどうでしょうか。愛は、日本的に考えると、相手の良いところも悪いところも併せて愛しているということになりますかね。愛とはそのように恋よりは深みのある二人の関係を表していると言えそうです。
■ しかし
しかし、恋と愛とは同じものであるべきなのかもであるかも知れません。
そうであるなら、恋は愛と同じ深みを持つものであるという、英語の方が深いとも言えるでしょう。あるいは、英語に恋という表現は無く、愛のみがあると言えるかも知れません。それは愛と恋の英語を訳する人が深く考えなかったからかも知れません。
恋と愛が同じであるべきであることに異論はありませんが、日本語の持つ微妙な表現でその深さを表す恋が少し、愛よりは浅いとする愛への前段階があってもいい気もします。わたしの心には、どちらも間違ってはいない気がしています。
多民族の交差する欧米にあっては、日本語のようなあいまいな表現が受け入れられないのかもしれませんね。
堂々巡りの思案の末、繊細でえん曲的な表現の日本語の深く微妙な表現があっていいしわたしは好きだ。