8か月ほど前、ガソリンスタンドのプリペイドカードを失いました。といっても、カードの残金は1,000円程度。給油してから遠出する予定でもあり、チャージもしなければと思い、運転席の頭上付近にあるサンバイザーにあるベルトに差し込んでおりました。
ところが、この日に限って籠った熱気を逃がすべく、窓を開けて走っておりました。数百メートルを走ったところでふと、サンバイザーを見ますと刺した筈のプリペイドカードが無くなっていることに気が付きました。車を止めて室内を探しましたが見当たりません。
しかし、たとえ1,000円でも労せずに得ることは出来ませんので、
『引き返して探そうかな』
と言いますと、我が家の同乗者は
『1,000円くらいの残高なら、諦めようよ』
と、あっさり。
先を急ぐわけではありませんが、遠出には時間がロスになるので、説得に応じて仕方なく諦めました。
■ 翌日
翌日、わたしは諦め切れずに落としたであろう数百メートルの道を、歩いてみました。拾われているであろうから、落ちている可能性は殆ど無いと思いながらも、丹念にキョロキョロして道の両端を歩いてみましたが、見当たりません。車の中も一応探してみましたが、ありませんでした。
記名式のプリペイドカードではないので、それ以上の失うものはありません。どこかの交番に届くこともないであろう、、、
■ 数か月後
運転席のドアにあるポケットにたくさんの地図やパンフレットを差し込んでいたので、整理しようとして取り出して、取捨選択を行っておりましたところ、何と窓から外に飛んで行ったと思われたプリペイドカードを発見。
諦めていただけに嬉しかったですね。それだけの話です。家族は
『ふーん』
で終わりましたが、1,000円を稼ぐためには、アルバイトでも1時間くらいは働く必要があります。
『よかった。よかった』
くらいは言ってほしかった。