聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

仕事現場事務所での飲酒

f:id:yukukawa-no-nagare:20210702095748j:plain

画像と記事とは全く関係がありません。ただし、現場事務所とサれるものは図のようなものです。    

画像出典:NEXCO西日本

 

飲酒をしてからの車の運転は今から二十五、六年前の建築現場事務所ではごく普通に行われていました。こう書くと、眉を潜める人もあるでしょうが、そういう人はごく僅かで、大抵の人は飲酒をして運転しないか、運転するなら車を使わない通勤であったのです。

 

その僅かな飲酒運転をする人を、特に非難するというでもなく、止めるということもありませんでした。それに、それによって事故を起こしたという話も一度も聞いたことはありませんでしたから。単に、悪運が強かっただけでしょうかね。

 

■ 建築現場事務所の冷蔵庫

大抵の建築現場事務所の冷蔵庫には、ビールや酒が及び氷がストックされていて、五時の就業時間が過ぎると、飲兵衛の社員がそそくさと冷蔵庫に近寄り、酒類の飲み物を持ち出すというようなことは、極普通でした。

 

それは、一般の会社のオフィースルームとは、全く違った世界でしたが、建築現場事務所に限らず土木現場事務所でも珍しいことではありません。圏外の遠いどこかの業者の工場に出向いた時は、地酒を買ってきて、皆にふるまったりするほどでした。

 

建築現場管理の仕事は、職人ではないものの肉体労働と言っても良いくらいに過酷でしたので、仕事が終え、職人が帰ってしまうと、飲酒に至らずにはいられなくなるのは理解できます。工事現場は閉めて、事務所で書類作りの時間に飲むわけです。残業時間です。残業も業務に違いはないのですが、大目に見られていました。

 

勿論、建築現場のすべての人が車通勤であった訳ではなかったし、車通勤の人すべてが飲酒をしていた訳でもありません。その頃には、飲酒運転は禁じられていましたが、今ほどうるさくは規制していませんでした、見て見ぬふりであったと思います。

 

 

■ 飲酒運転

電車での建築現場通勤では、業務終了後、残業となる場合に事務所内で景気づけに飲むことは今でもごく普通に行われていると思います。それは、職人が帰ってしまった後の現場事務所と長時間の残業がある特殊な環境では認められていいでしょう。

 

問題なのは、飲酒の後の車の運転です。仕事を終了して飲酒してから、帰るまで五、六時間は少なくともあるので、良いとしているのかも知れませんが、非常に危険に感じたものです。

 

わたしも長らく建築現場にいましたから、当初はわたしもビールを飲むこともありましたが、車での通勤時間が長く、危険も感じるようになって止めました。それに、家で家族と飲む方が上手いというものです。

 

さすがに現在では、建築・土木の現場事務所勤めで飲酒運転はしていないと思いますが、事務所での飲酒はしているでしょうね。電車通勤の人は。それを見て車通勤の人は、飲まずにいられないとなると、問題ではあります。