聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

分譲マンションと分譲戸建

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画像出典:オウチーノニュース

 

現在の住まいは20年前に購入した戸建て住宅で、購入時は新築でした。ガレージがついていて、どこかにガレージを借る必要がなかったことと、近くに新駅が出来る予定があるというのも購入する理由の一つでした。

 

■ 中古マンション

その前は分譲中古のマンションで、既に13年がたっていました。私鉄の駅に7分程度で着けることや近くに大手スーパーもあり購入。周りには、同時期に立てられた、分譲マンションが数棟あり、程度はそれらの中では中くらいであったかと思います。

 

マンションを購入してから10年ほどして結婚をしたのですが、車を買うとガレージ代が2.5万円もし、しかも青空でした。それまでは、車を持ったことが無く、専らバイクでした。洗車は洗車場へ行ってしなければならず、その出費と手間もかかります。出費は、わたしの小遣いで賄うとしても、マンションでの一番の面倒なことは、何事をするにも地上階まで降りなければならず、それにはエレベーターを使わねばならない事でした。

 

買った階は9階で、降りる時は階段でもそう苦にはなりませんが、1階から9階に登る時には、やっぱりエレベーターとなります。エレベーターは2台並んでありましたが、出勤時は利用者が多く、来た時に乗り込めないこともありました。

 

■ 買い物

買い物の時ほど、マンションが嫌だと思ったことはありません。買い物をしてマンションの前に車を停めて、買い物したものを下ろしてそれをまた、エレベーターで9階まで持って上がるとういう動きも、実に面倒なものでした。この面倒さは、今のたとえ億ションでも変わらないと思います。

 

■ 近所づきあい

マンションの場合、近所づきあいは知人がいない限り殆どありません。管理組合の役員をした時には、1年程折に付けて顔を合わせますが、それも終わったりすると、少なくとも10年くらいまるで顔を合わせません。

生活スタイルが違うのか、普段は滅多に顔を合わせないのです。

 

■ 諸費用

それと、管理費とか共益、積み立て修繕費なども必要になってきます。積み立て修繕費は、将来に渡って建物の価値を失わないために、計画的に修繕をするもので、賃貸以外は必要になってきますし、マンションを売り払って出て行くときも戻ってきません。

 

■ 管理人の不足

現在マンションの数は増加する一方ですが、管理人してくれるおじさんや夫婦などの人が、少なくなって来ています。管理人がいない分譲マンションは今後ますます増えるでしょうね。

 

勿論、管理会社はちゃんと管理しますが、やはり管理人がいるようなきめ細やかさはありません。いざという時にも、役に立ちません。

 

■ 総合的に考えると

分譲マンションと分譲戸建てだと、前者は一般的に言って交通や買い物に利便性が高いのが良さです。人生の殆どを会社勤務で送るのですから、利便性は重要です。

分譲戸建てはどうしても、それらの利便性は犠牲になる傾向があります。それでついつい木造3階建でもとなるのですが、3階建もなかなか歳を取ると使いづらい。

 

分譲マンションは持ち分の土地だけを処分できませんし、土地があっても建物が老朽化すると値段が下がります。

 

戸建てなら、買値の半分以上が土地の値段ですので、建物値打ちが落ちても土地の値段分は残ります。

 

マンションは、従って出来れば将来は戸建てに住み替える積もりで購入した方が良いのではないかとわたしは思っています。また、その間は賃貸の戸建てやマンションでも良いでしょう。

マンションを最初にかうなら、中古のマンションで良いのではないかと思います。