聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

度入りサングラスを作った

画像出典:つるつる頭のもじゃx2あふろ
勿論わたしではありません。

 

度入りのサングラスを作りました。わたしは近眼ですので。

 

今のメガネのレンズに覆いかぶせる、いわゆる後付けタイプも検討もしました。これだと財布にも優しく、妻の渋い顔も見ずに済みます。悪くはないとも思えたのですが、何よりも歳より臭いのが嫌だ。

 

テレビなどで学者風の人がバケットハットにメガネを掛けている時に、よくそのタイプの後付けサングラスを見かけます。サングラス部分を、ちょいと正面に上げているのを見ると、その人はそれなりに似合っていなくもないけれど、わたしには到底似合わないと思う。

 

と言うことで、つまり度入りのサングラスを作りました。

有名な老舗の全国チェーンの一店舗で凡そ三万円と少しくらいはしたと記憶しています。妻は、

『お父さんの小遣いから買うのだから、いいんじゃないの』

と、突き放されてしまいましたが、それならまあ、想定内で気を遣うことも無いのでいいだろうとちょっと気が晴れました。

 

■ 出来具合

店のその場での持ち帰りは出来ません。何しろ性根が曲がった乱視の度が強くて、合わせるのに随分時間がかかりました。後日、受け取りとなりました。

 

後日に行き、掛けてみました。なんでも、近眼レンズを薄いサングラスが両面に張り付く、いわゆるサンドイッチにしているので、高額となるようです。また、水洗いはそのサンドイッチがバレてしまうので厳禁だとも念押しされました。

 

試しに掛けて見たわたしに向かって

『あ、とてもお似合いですよ』

店の店長は、レンズ拭き磨きの布を両手でおにぎりを作る仕草で、ありきたりに褒めてくれました。

『あ、そう』

そう言われても素直になれないのは、掛けたまま妻を見ますと、

『どこかのヤクザみたい』

と、笑うからです。娘も、顔をゆがめて加わります。そうすると、お似合いですとほめてくれた店長もその筋の人として「お似合いですよ」と言って呉れたのか、と疑ってしまう。

 

■ 釣りには最適

その後釣りに行ったときに掛けていると、目が疲れないし海面の光の反射も少なくて、魚影などがよく見え、すっかり気にいりました。友人も

『僕も買おうかな』

とも言ったほどです。が、その後すこしも買わないところを見ると、多分わたしのヤクザみたいな姿が思い浮かんで止めたのかも知れなかった。

 

■ メガネの効果あり

目が楽になったほかに、スキンヘッドに近い頭(実際にはペンペン草の様な白髪が生えている)のわたしが度入りのサングラスをして車を運転していますと、なかなかにその効果がありました。進路を譲ってくれたり、駐車場の出入りなども非常に好意的に優先して呉れたりします。

別に、その筋の人みたいに偉そうにしたわけではないのに、、、

複雑な心境です。えへへ。