聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

円高になったら、値上げした分を下げてくれ

画像出典:google

 

日本だけでなくあらゆるものの値段が上がった一年でありました。上がらないのは亭主の株ばかりとシャレになりません。

しかし、アメリカの日本でいう日銀総裁に当る米連邦準備制度理事会のトップ、パウエル氏は、「インフレ抑制を一定の効果が出ており、今はその効果を見る時」として、利上げを急がないもしくは抑制するコメントを出したのは、本日12月2日(木)の事でした(日本時間)

 

インフレが落ち着いたかは、一つの指標だけでは分かりませんが、アメリカの景気が悪くなるのは避けたいところなのでしょう。

 

■ 12月02日(金)1ドル=135円前半

10月20日には1ドル=150円台を付けてから、だらだらと坂道を転げて、12月02日の今日には134円台後半でそれも来週には割れて133円台に進むかも知れません。つまり円高は進んでいます。

 

それなのに来年、商品の値上げを計画しているメーカーも多数です。値上げの原因は勿論輸入原材料の高騰にあります。

しかし、足元を見れば円高に進んでいます。

勿論、すぐさまこれらのメーカの輸入品が円高で値下げが出来る訳ではなく、為替の決済の予約を長期的に結んでいるでしょうから、値上げがすぐさまに解消されるわけではないでしょうが、

 

恐らく、来年は更に円高は進むでしょう。

アメリカの景気も利上げの連続で景気が後退しそうです。そうなると、円高は120円台初めまで急速に進む可能性があります。

そうしたら、メーカーは為替による差額分は値下げするしかないでしょう。

円高還元祭」

「値下げ還元」

何でもよろしい。

 

円安による輸入物価によるインフレに日本は苦しんでおりますが、その覆い(円安)が剥落すれば、ロシアウクライナ戦争前以上のデフレが見えて来ます。メーカーに値下げ圧力は、消費者の替え控えによって、恐らくは高まるでしょう。

 

来年は、物価下落、円高還元を期待したい。