東京とその周辺県に600年分の天然ガスが地下に埋蔵している
日本は実は資源大国なのですが、それを採掘する技術が確立されておらず、ほぼ手付かずの状態です。こういうと、
『ああ、それは海の中だからだろ?』
という回答は、きっと多いことでしょう。それが、メタンハイドレートという深海にシャーベット状になった天然ガス(メタン)ということを想定している筈です。
■ 陸上に日本の600年部分の天然ガスの埋蔵がある
海の中ではなく、東京都とその周辺県の地下部分に手付かずの天然ガスが現在眠っています。それは、日本の一年の天然ガス使用量の約600年分という膨大なものです。
■ 関東天然瓦斯開発株式会社
関東天然瓦斯開発株式会社をご存じでしょうか。同社のホームページには、その記事が載っております。
■ 何故採掘しないのか
採掘は不可能ではありません。今のアメリカ国内で盛んに採掘されている、大きな岩盤があって採掘が長らく困難であった「シェールガス」とは異なります。採掘は可能ではあり細々と行っております。もし、それを本格的に汲み上げると、この人口密度の極端に密集している地域が地盤地下する恐れがあるため、手が出ないのです。
■ 天然ガスはほぼ100%輸入品
現在、日本はこの付近の外新潟などの一部で天然ガスを採掘しておりますが、日本の年間の使用量の2.3%に過ぎません。しかし、いろいろ採掘に向けての技術開発は進んでおります。いつになるかの目途はたっていませんが、採掘される日が来ると思われます。
■ 天然ガスの輸入量は世界一
日本の天然ガスの輸入量は、世界で断トツの一位です。二位の中国を大きく引き離しています。それだけに日本の経済の命運を海外に委ねていることになります。
■ 天然ガス埋蔵量
世界の天然ガス埋蔵量については日本は、無論ランキングに出てはいませんが、実は日本にもこのように600年分もの埋蔵があるのです。また、千葉県沖の浅瀬にも最近になって、天然ガスの膨大な存在が示唆されており、今年度中には試掘がされる予定です。
もし、どちらかでも先に採掘が出来るようになれば、わたしたちの生活がもっと豊かになれると思うのです。