聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

マガモのつがいを再発見

f:id:yukukawa-no-nagare:20210519084127j:plain

画像出典:Wikipedia

 

近くの田に マガモ(真鴨)のつがいの姿をすっかり見かけなくなってから、約十日程たった、先日の日曜日のことでした。車で信号待ちをしていた、窓外に計らずもこのつがいを発見しました。

 

とはいっても、発見したのがわたし住まいの近くの田にいたつがいであるかは、確信は持てないし、証明も出来ない。ただ、近くの田からそれほどの離れているわけではないので、飛来して来た可能性は高いと推測できる。

 

そこは、車の通行の頻繁な比較的広い道路脇の稲田の中でした。すでに田植えは終わっていて、少なくとも数日が経過していると思えました。苗はすっかり定着してしっかりと生えているのが、農家の出のわたしにはわかりました。

 

■ 水草

マガモのいる田の中は、小さな水草で一面が覆われており、その下の水を見える部分が全くと言っていいほど見えない有様です。その早苗と早苗の間をメスのマガモがしきりに口を上下させながら、勢いよく一メートル程を走り、その後をオスが追随しています。これを繰り返しているのでした。

 

その体を不器用に左右に振りながら、懸命に水草をすくい取って食べる姿は、可愛くもありますが、それ以上に滑稽に見えた。思わずその様子に、車の中から歓声が上がりました。

 

マガモカルガモもアヒルでも、田に生えている水草は好物のようです。現にカルガモ農業と称して、水田にカルガモを放して水草の除草や、生えるのを阻害する方法の稲作もあります。

 

水草の他にも田にいるカエルも好物のようで、いわばおやつのように食べているのを見かけます。

 

■ 近くの田の近況

わたしの住まいの近くの田にも早苗が揃い、連日の高温で恐ろしいほどの勢いで、細かな水草がす面を覆い始めました。本来なら、マガモのつがいはここで先に見たように、水草を掬い取って食ていたことでしょう。

 

しかし今年は、例年より田植えが遅くなり、近くで早苗が揃うのを待機していた、マガモも堪えきれなくなって、車から見かけた田に居を移したのかも知れません。ふらっと散歩に行く距離としては遠く、日差し強くなりかけた今、残念なことにそこを用事で車を走らす時以外に、見ることもないことでしょう。

 

マガモよ近くの田へ戻れ。水草は豊富にあるぞ」

とわたしはいいたい。