聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

「違う生き方があったかも知れない」という想い

画像出典:mapナビ

生きて来し方を振り返る時、自分にはもっと違った生き方があったのではないか、と思うことは誰にでもあると思う。例えば、あの二つに一つの岐路で、もう一つを選んでいたなら、今よりきっと充実した人生が送ることが出来たのではないだろうか?

と。

 

そして、今一つの道を選んでいたのなら、今の自分よりずっと満たされた人生となったのではないだろうか。もっと、豊かで明るい今があった筈だ。

 

しかし、この思考は危険である。

道は常に本当は一つしかないし、二つ同時に歩くことも出来ない。

また、もひとつの道を選んで生きたとしても、それはそれで困難も辛苦も無い筈はないのだから。そして、もう一つの道であったとしても、もしかしたら今の道が選ぶに好適だったのではないかと、これまた同様に思うに違いはない。

 

人は、どう生きても思う程快適でも、満たされ続けるよう道程はない。

 

来し方を振り返れば、何れの曲がり道にも、花は咲いていると思えば今は幸いなり。