聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

父親と息子、お互いにどう思ってる?

 

画像出典:ナマニュアル


思い出の中に「父」の場面が実に少ない。それには理由があります。

男同士である父親と息子は互いに苦手相手であるものです。父親も息子への接し方に息子が成長するにつけて迷い苦慮するものです。そしてその結論として、互いに無関心である事でしか、平衡を保てないと知る訳です。

 

だからと言って父親と息子はお互いがどうなってもいいと思っている訳ではありません。家庭内においては気まずくとも、対外的には普通の父親であり息子にある事に変わりはありません。父親の事、息子の事を褒められたり、けなされたりすると、嬉しかったり相手を憎んだりもします。

 

要するに、父親にとって家庭に男は自身だけで良いと考えています。これはおそらく動物の雄としても当然の様に思います。母親が娘を実際には嫁がせてしまいたいと考えているのと同じ事でしょう。

 

わたしの妻が「女は皆敵よ」といみじくも言ったことがありました。つまりは娘に対する男親程には関心を持ちませんし、気遣いしません。どこかに醒めたところがあります。

 

依って、父親は息子を、母親は娘を家にいても少なからず胡散臭いと思うものであります。そうではないばあいは、父親は娘を母親は息子を溺愛しそうになる事もたしかなのですが。