聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

子供を知りたければその友を見よ

 

f:id:yukukawa-no-nagare:20220313101807g:plain

画像出典:kakijun


成長するにつれ、子供は親の理解から段々と外れて行くようになるものです。それは、わたしであっても同じ事でしたし、親となっても同じでした。即ちいつの時代にあっても、親は子の気持ちを半分ほども理解出来ないものです。

 

しかし、それが他人の子であれば、一時は気になっても放置して置けますが、実の子であればそれも出来ません。

「一体家の子は何を考えているのかしらん」

とか

「何か悪いことに手を染めているのじゃあないか?」

と悪い方にしか捉えられないものです。

 

■ 子の友を見よ

しかし、例外は勿論あるけれども、長く仲良く付き合う友が子にあるなら、その子を観察すれば子がどんなことを考えたり、やろうとしているのかは大体察しがつくというものです。

従って、子に悩む前に常に付き合っている友達の事を子に尋ねたり、家に呼んだり、直接話してみれば一番よい。その友の動向を知る様にすればよいと言えます。

 

『長く付き合っている友達が、まじめで礼儀正しいのにうちの子は、、、』

というのであれば何の心配もいりません。我が子も、他人にはちゃんとしている筈だからです。まして、友達の話を親に時々するようであれば、放って置いてもいい。

 

「類は友を呼ぶ」という様に、全く違う性格の友はいるには居ても、そう親しくは出来ないものです。しっかりした子には、しっかりした子が長く付くもので、そこをちゃんと見ていれば、家で子がチャランポランでも、放って置いていいでしょう。おかしな道に行くことはまずあり得ません。

 

子は親の言うことが、たとえもっともでも素直に聞けないものです。わたしもそうでしたが、外に出ている時には、案外親から言われたことの受け売りの様な発言をしていたりしていることもあります。そうやって、親のことばを間接的に受け入れて行くものです。

親は、多くを言わなくてもいいし、子供を信用すればいい。その友を見ていて、問題がなしであれば。