聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

思い出

「おっちゃん」と呼ばれた日

画像出典:ニュースサイトしらべえ 若い人、子供ではなく成人の特に女性から 『おっちゃん』 と呼ばれてもそう気分を害せず受け入れられる、あるいはその衝撃に堪えること出来る歳は幾つくらいでしょうか。 ■ 例えば 例えば、わたし。わたしは、独身で27歳の…

交通取り締まり

転校生の彼女の小さい時のイメージはこんな風だった気がします 高校生時代に、弟のクラスに女子転校生が入ることがありました。父親は交番勤めの警察官で、どこからか我が町に転勤で来たようでした。彼女は少し色黒ではありましたが、笑うと目が垂れて男性な…

看護婦のはるみちゃん

画像出典:123RF はるみちゃんは、わたしが中学二年生の時、病気で入院していた病院で働いていた看護婦(看護師と今は呼びます)さん。白いナースキャップを被り、色白で背のスラっと高い、少し腫れぼったい面長な顔立ちの、美しい人でした。 目が切れ…

子供の頃の村の映画会

公民館のイメージです。記事そのものとは関係ありません 画像出典:mihoshi55 わたしたちの村に年に一度は映画会が開かれることが、子供の頃にはありました。それは、盆も終わり頃のことで、娯楽のない村にあって、わたしたちの大変な喜びの一つでした。無論…

貧すれば鈍す(貧乏は人を愚かにする)

画像出典:osumai-soudan 「貧すれば鈍す」とは「貧乏をすると、たとえ賢い人でも愚かになってしまう」という意味です。確かにそういう事はありますね。 昔、名をはせたスポーツ選手、俳優などでも時々記事になります。そういう有名人でなくても、犯罪ニュー…

紀州の和尚(おしょう)

画像出典:くらしのマーケット ある暖かい春の日、縁側に腰を下ろしていますと、わたしの家に向かって一人のみすぼらしい姿の坊さんが歩いて来るのを見つけました。歳の頃は60歳代後半。薄汚れた着物に髭が伸び放題。頭はどうだったか記憶が残っていませんが…

ふりかけ

画像出典:丸美屋 わたしは、今でも家族と買い物に出ると、「ふりかけ」がある棚の前で、時々、ある感慨に浸る。弁当のご飯の上に掛けられたり、小分けになってそれに添えられているあの「ふりかけ」です。 それは、わたしが望んで得ることが叶わなかった、…

誰(たれ)か故郷を思わざる

画像出典:song21century 「誰か故郷を思わざる」は日本国内では題名が難解でヒットしないだろうということで、戦地に送られて二次世界大戦の戦地で大ヒットした曲です。 「だれが故郷を思わないことがあるだろうか。いや思うに違いないのだ」という風に反語…

村一番の素封家の終焉

イメージです 画像出典:Japaneseclass 先週の日曜日、外出している時に弟から携帯電話がありました。 弟は、開口一番、わたしの実家があった田舎の隣家の一人住まいの男性が死去し葬式も済ませているとの情報を息を切らして告げました。 ■ 村一の素封家(そ…

養鶏

画像出典:マイナビ 農業 昔も今も情報は、何かを計画したり始めようとする人にとっては、もっとも重要なことであることに変わりはありません。あれが儲かるという話が広がれればそれを後追いする。実はもうその頃に後追いしても「時すでに遅し」の話は、昔…

惜別の歌

画像出典:映画探偵室 「惜別の歌」は中央大の校歌の一つとしても有名。その作曲は、同校卒の藤江英輔とい人の手によるものではあります。太平洋戦争時の学徒動員の送別の歌であったようです。 後に、同名の映画にもなりました(冒頭の画像)、主演の小林旭…

「去年今年貫く棒の如きもの」(虚子)

画像出典:ウェザーニュース 「去年今年貫く棒の如きもの」とは、わたしの心の師と仰ぐ高浜虚子の句です。 「こぞことし つらぬくぼうの ごときもの」と読みます。 【今年が終わり、新しい年が来るぞ、といっても時間は今年と来年を棒のように貫いて流れてい…

初めてのチョコ

画像出典:ANAショッピング わたしが小学に入った頃、京都市内から叔母が一泊で来ることがありました。彼女は、母である祖母を慰労するためにやって来る、この出会いには、数多くのお土産や古着がありました。 わたし達の日々の服装は殆どがこの古着で賄われ…

年賀状に見る一家の盛衰

イメージ図です。画像をクリックしても無駄です。 画像出典:印刷のウェーブ 年賀状を長年やり取りしていますと、その相手の家(我が家)の盛衰が解るようになります。盛衰という言葉が適切かどうかは分かりません。あるいは、移り変わりと言い換えた方が適…

草葺きの生家の想いで 

イメージですが、よく似ています 画像出典:草葺き民家オーナーズクラブ 中学生の頃、生家は草葺きの典型的な日本家屋でありました。その古さは極めつけで、京都府の文化財局が「有形文化財に当たる」として、調査に来たほどでした。軒先が1.5メートルに満た…

宿題 日記帳の思い出

いくら何でもここまでは古い話ではありません 画像出典:文具のとびら 小学生の頃、夏休み期間すべてに渡って、日記をつけることの宿題がありました。それは、休みが始まって、数日は紙面を埋めることが出来るが、後は何を書けばいいかが、とんと思いつかな…

猫の思い出

画像出典:yomitai.jp 猫と犬のどちらが好きかと問われれば、わたしは犬でしょうか。喜怒哀楽がはっきりしているから。かといって、猫が大嫌いという訳でもなく、比較し選択を迫られたなら、こうなります。 子供の頃は、わたしの小さな体に犬は吠えたり、じ…

源八坂(げんぱちざか)

そのものずばりではありません。もっと生い茂っていました 「源八坂」と書くと、あるいは有名な歴史上のある坂の名称なのか、と思われるかも知れない。実はそうではありません。この坂は、名も知れない寒村のわたしの少年の頃の思い出に地にあります。 ■ そ…

秋「ふかし々 芋」

画像出典:Cookpad 家族とよく出かける先に「農産物販売所」があります。JA(農業協同組合)主体の経営ですので、季節にあった野菜が多く売られており、スーパーマーケットのように、季節を外れた野菜はそこには見あたりません。 中秋(10月)に入ると、味覚…

幽霊の出たらしい岩山

そのものズバリではありません わたしが少年期を過ごした、山間の寒村には、一時期に幽霊がでるとの噂の立った小高い岩山が、今もあります。そこは村から西隣り町へと通ずる唯一つの道で、中間地点よりはやや隣り町に近くに位置していました。 本来なら岩の…

お金に細かいひと

現物最小単位 一円 わたしは、ケチというかお金に結構な細かい人間であろうかと思います。 他人事のようにこう述べるのは、当のわたしは、少しも細かいと思ってはいないからで、家族に言わせるとそうではなくて、「細かい」という言葉の頭に「非常に」「すご…